ひっとかくれ

気まぐれに壁打ち

Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES 3/23静岡夜

Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGESに行ってきた。とりいそぎの感想を残しておく。ネタバレあり。記憶力が欠乏しているので誤りもあるかとは思う。じわじわ思い出すたびに加筆修正する。


このコンサートを一言で表すならば「エモい」に尽きる。

先日NEWSのコンサートに行った際には、メインステージから遠く、いわゆる干されと呼ばれるようなスタンドの席だったので、席運はもう以前のコンサートで使い果たしたわなどと卑屈な気持ちで入場した。発券された券面を見ると、スタンド1列の印字。いや、でも、ほら、実際入るまでは本当に最前かどうかは分からないじゃん?と友人と共に震えながら座席を探した。スタンド最前、人生で初めてのスタンド最前だった。外周が近いことに謎の緊張を感じ、さらにヤバイしか言語を発しなくなるいい年したおばさんが誕生した。デジチケになってから予め座席位置の心構えができなくなったことについて、心臓の弱いファンたちはどのような対策されているのか?ぜひとも教えてほしい。

今回は名古屋ガイシホールが使用できないことから静岡で公演が行われたが、静岡といえばどうしたって休養中の聡ちゃんを思い浮かべる。Sexy Zoneのコンサートにはまだ不慣れなので開始前はどのようにするのだろうと周りを観察していると、ほとんどの方がペンライトを緑色に点灯させていた。色んな思いが込められた緑色だと思う。またいつか、彼がこの緑色の光いっぱいの光景を見ることができる日を待っている。

会場が暗くなりコンサートが始まる。警官に扮したジュニアたちが、手配中のSexy Zoneを追いかけるというストーリー仕立てで始まった『カラクリだらけのテンダネス』。いきなり外周を使用してくれており、私の脳内は全て、近い、ヤバイ、顔が良いで埋め尽くされていた。勝利くんに銃を持たせた演出担当に拍手を送りたい。曲の最後は警官に撃たれるという演出で、体につけた花火が炸裂した後に暗転だったので、いきなりクライマックス・完!というような雰囲気を感じてしまい面白かった。ファンたちもざわついていたように感じた。

そこから『すっぴんKISS』という落差。とてつもなく可愛らしく爽やか。「完璧な静岡」とケンティが替え歌してくれて沸くも、完璧な静岡って何だよ…?と。バックステージに移動しての『プンププンプン』。会場をあちこち移動しながら『Hands up!』とテンションの揚がる曲が続く。特にHands up!はアルバムの中でお気に入りの曲で、一緒に声を出して盛り上がりたいと思っていただけに、モニターにwowなどの文字を出して声を出し易いような気遣いをしてくれていたのが嬉しかった。さらに『La Sexy Woman』、『君にHITOMEBORE』など振りを真似できる曲が続きどんどん会場が暖まっていった。

そんな中、上空から吊るされ下りてくるランドセル。衝撃の半袖短パン黄色い通学帽。そしてまさかの『恋がはじまるよーー!!』である。この曲を初めて聞いたときに、ハロプロのような女性アイドルみを感じ、以前のコンサートで行った私のオキテの女装かそうでなくてもPEACH!のような衣装を想像していたので、予想と全く異なる衣装と演出に驚いた。ケンティの入りこんでいるような動きと顔が面白く、またそれぞれ自由な感じで動いてお互いにちょっかいかけているのが可愛らしくて沸いた。途中で始まる大縄跳び大会の記録は23回だったか?跳んでいる最中に、ケンティと風麿が向かい合って笑いながら跳んでいたのがまた可愛らしかった。サビの振り付けもキャッチーで可愛い。

そのまま『チクチクハート~beating beating~』、『キャラメルドリーム』へ。チクチクハートではノートが小道具として使われており、おそらくそれぞれの手描きと思われる絵が描かれていた。風磨がニコちゃんマーク、ケンティがハート型のキャラ、勝利くんが動物、マリちゃんが人物*1だった。チクチクハートの振り付けが本当に可愛らしく、ぜひとも真似したい!映像化されたら真っ先に覚えたい!と思った。衣装の通学帽がマイクに引っかかってしまい悪戦苦闘する風磨くん、取れたと同時に帽子を床に叩きつけているのが面白かった。

『イノセントデイズ』ではなんだか見慣れない色の衣装を着ていたという印象。そしてあんなにダンスする曲だっただろうか?その後に『make me bright』と続き、とてつもなく感傷的な気分にさせてくれる。前回のアルバムでUnrealityを聞いた時に大人っぽい曲を歌うようになったなと思ったものだが、このmake me brightはよりムーディーで艶っぽい。こういう曲を歌えるくらい成長したんだなとしみじみ感じた。

ソロ曲が続く。マリちゃんの『Keep on』はモニターの映像がとっても可愛かった。正直なところ、モニター映像のときの茶髪姿で会いたかった。以前のソロ曲のダンケシェーンとデジャヴを足した感じと聞いても全く想像がついていなかったのだが、コンサートで聞くとその意味がよく分かった。明るくて可愛らしい感じと、お洒落さが上手く融合されていた。

次にいきなり以前の風磨のソロ曲であるMy Lifeのイントロが流れはじめて、一体何が!?と思っているとモニターに『静岡のRap』の文字。My Lifeのサウンドに乗せて静岡にまつわるRapを披露してくれた。たぶんファンが一番嬉しかったのは、「バカやべぇ なんてアイツの言葉を借りて」と聡ちゃんを彷彿とさせる歌詞を入れてくれていたことだと思う。他もワサビ食べさせられているマリちゃんや運転中のイケてる風磨の姿がモニターに映されていた。9都市それぞれRapを考えるのは本当に大変なことだと思うので、ぜひともその功績を残すため、全て映像化してほしい。『cocoa』は曲自体がエモいの権化なのだが、コンサートの演出をもって、エモの集大成として権現した。作詞FUMA(ぼく)&作曲TWUNE(おやじ)という表記、流れるホームビデオ映像、子ども時代の風磨とのさよなら…。コンサートでこんなにノスタルジックな気持ちになったことはない。初めての体験だった。

勝利くんの『風景画』については正直記憶がない。弾き語っていて、ジュニアが差し出してくれた傘に目もくれなかったという演出しか覚えがない。

以前のケンティのソロ曲CANDY~Can U be my baby~が流れ、コール&レスポンスからの、黒い衣装のケンティが現れて『Because of 愛』へ。一人だけソロ曲の世界観がちょっと異なっている。彼はブログで一緒に声を出して欲しいと書いていたが、改めて嘘でしょこの曲で?あまりにも難しい要求だと感じた。曲の最後に林檎を齧る音が響き渡る。ファンたちの反応がキャー!ではなくてざわっ・・・としているのが面白い。私はSexy Zoneの中では中島健人くんのことが一番好きなのだが、曲の間は本当に終始笑ってしまったし、ぞわっとしていた。そういうメンヘラ気味でクセの強い世界観を堂々と打ち出してくる彼のことが大好きだ。

その後は『Don't run away』と過去曲のメドレー。Don't run awayは近くに来てくれたので、よくよく鑑賞した。やっぱり顔がよかった。生きていた。

今回のMCは面白かったと思う。マリちゃんがグイグイ言い返すようになったことと、勝利くんがツッコミ役をしっかりと引き受けたことが大きいと思う。MCざっくりまとめはまた後日。

 MC終わりにピアノが登場。
「Sexy Zoneの奏で聴いて下さい」
スキマスイッチで奏!」
「君が~大人になってくその季節が~(モノマネ)」
「アフロにしなきゃじゃん」
「アフロの人は歌ってないから!」
「あっアフロってそういうことか」
「俺スキマスイッチ好きだから。ガラナとか歌っちゃうよ」
「もう曲やるから!」
「黙って、やるから、前向いて」
「何で(注意されるの)俺なの、悲しいじゃん」
というちょっとしたやり取りからの『Sexy Summerに雪が降る』。地味にスキマスイッチのモノマネが上手い。ケンティがピアノ弾き語る姿が大好きなので、何の曲をやってくれるのかワクワクしたところに予想外の曲だった。私は「波をつかまえて」の振付が大好きなので、ピアノアレンジでミディアムな曲調になったら波つかまえられないなと少し残念に思ったものの、それを越えてくるハモリの良さに驚いた。ピアノを弾き語る姿を見ながら、本当に多才な人だなと改めて感心した。

ピアノに勝利くんのギターも加わり『Twilight Sunset』へ。胸がいっぱいになって、私こそ、この瞬間を閉じ込めたかった。風磨は歌詞を間違えた(と思う)。
君がいた夏に…』と切なげでお洒落な曲が続く。代わる代わる歌う歌割りで、誰かがすっかり歌うのを忘れていたフレーズがあった。戻りたいと思えるくらい素敵な時間をしまっておきたいと歌う2曲は、どんな人でも心に秘めている大切な風景にそっと寄り添ってくれるような、心の琴線に触れるとても良い曲だ。

カップリング曲を歌ってくれて嬉しいなと思っていたところにさらにもう1曲『UNSTOPPABLE』。センターステージで情熱的にダンス。続いて上半身裸で登場する彼ら。さっと白シャツを着る年下組に対して、なかなか羽織らない年上組。ケンティに至っては曲が始まっても肩を肌蹴させていた。見せたいだけかな?早く着てほしかった、イケナイモノを見ている気持ちになるので。『Wonder Love』はイスを使った演出だったのだが、キャスター付のイスで移動している姿は、立つのが面倒だから座ったままイス動かして書類を取りに行く人のように見えてしまって、あまり格好良さを感じなかったのが残念。あと、ケンティは指の動きでエロスを表現しすぎである。
『青い恋人』も外周を歩くなどして最終的にバックステージで歌っていたと思うが、記憶がない。近くを通った曲ほど記憶がないのだと思う。

バックステージから走ってメインステージまで戻る4人。風磨の走り方が独特で面白い。肩を組みながら戻るケンティと勝利くん。こういう些細な接触がオタク心をくすぐる。風磨がセットのウエディングベルを鳴らして始まる『My sweet heart My sweet love』。動くスクリーンを使って披露されるダンスは、紅白でのパフォーマンスを思い出させる。昨年のツアーでのフィンガーダンスでも思ったが、他の場での経験を活かしてコンサートを作ることは、自分たちの今の力を発表するという意味で大事なことだと思う。一ファンとして、学校で親戚の子の発表会を見ているような気分になれて楽しい。ケンティだけ他の3人と違うブーケを持っていたように思うが、一体なんだったのだろう*2。風磨の台詞前に、風磨の見せ場が来るぞというような優しい目つきのケンティにキュンとした。(盛大なフィルターがかかっている)

暗転した後にバンド結成するという情熱大陸風な映像が始まる。映像が始まってすぐは本気なのか否か図りかねたが、勝利くんやケンティの受け答えでネタだと気づく。そして楽器と共に登場する彼ら。
「声出せますかー?上のほうの人ー?一番前の人ー?」
「え?一番まえの人ひとり?」
本当は前フリとしてガチな煽りをすべき場面で、ほのぼのする煽りをかましてくれるマリちゃん。バンドするのかと思わせてからの、楽器を演奏せずに『ゼンゼンカンケイナイ』。そういうことか~と納得。そもそも映像で担当していた楽器と異なる楽器を持って登場した時点でおかしかった。ちょっとしたコントが挟まるも、冗長にならずにバランスが良い。また、はちゃめちゃに声を出せたので、とても楽しかった。

ラストに向けての畳み掛けと言わんばかりの『ROCK THA TOWN』、『BAD BOYS』で走り回ってくれたと思う。体力がよく持つなと感じた。

エンディングに向けて『CRY』。センターステージが回転すると思っていなかったので驚いた。CRYはダンスが無くても成り立つ曲だとは思うが、ダンスしながら歌ってくれて嬉しかった。キラキラと舞い落ちる物が風磨の方向にばかり流れていくのが少し面白かった。

アンコールはスタンドトロッコで『Sexy Zone』、『ぎゅっと』。グッズとして販売されているTシャツを着て登場。風磨のストリート風アレンジが良かった。しかし、ケンティは何故パンツにシャツをインしてしまうのか。君の足の長さは十分に存じているので、そうアピールしなくて良い。ぎゅっとの終わりに「~の時は?せーの!」みたいな煽りをされたと思うが聞き取れなかった。でもまぁ答えは「ぎゅっと」だなと分かっていたので答えることができてよかった。
『いつまでも いつまでも』は、あぁコンサート終わっていくんだなという少しの寂しさと共に聴いていた。彼らのエールソングは背中を押すというよりは、そっとそこにいて見守ってくれたり寄り添ってくれたりする曲で、ホッとする。ずっとずっとアイドルとしてそこにいて、ファンが会いにいける場所を守っていて欲しいと思った。

最後のアニメーション。楽しく会話する4人の姿を撮ろうとセットされたカメラ。早くおいでと呼ぶしぐさをする4人の元に駆けていく1人の背中。グッズのペンライトがカメラ型でセクベアが乗っていることが分かったとき、あぁ4人のメンバーを聡ちゃんが撮っている風にしているんだと感じたが、コンサートで正式に提示してくれたことで、今はいないメンバーのことをしっかりと想っていることが感じられて心にこみ上げるものがあった。

盛り上がる曲、しっとりと聴かせる曲がバランスよくあり、全体的にまとまりのあるセトリでとても満足だった。アニメーションとともにメンバーのナレーションで語られる、さまざまな人生の1ページが、PAGESというコンサートの世界観をつくりあげる。コンサート冒頭でマリちゃんがプレゼンしてくれる「Photo Album, Gatherde Emotion Sexy Zone」通りとなっていたと思う。繊細だったり心の弱っていたりするファンは感傷的になりすぎるかもしれない。それくらいEmotionalだった。

一つ不思議なことがある。歓声が少ないと感じたのだ。これは会場の地域性によるものなのか、Sexy Zoneのファンの特徴なのか?幸運なことに5月の横浜公演も1回見に行くことができるので、その時に確かめたいと思う。

*1:勝利くんはライオン、マリちゃんは変顔している自分とのこと。風磨くんは早くプライド捨てて絵を描こう!

*2:ブロッコリーブーケだったらしい