ひっとかくれ

ただのブログ

ミュージカル 『GYPSY』

地方公演があるということで、行きやすいじゃん!と思い、内容をよく知らないまま、佐々木大光を見たいが為にチケットとりました。前から3列目ありがとうございました。客層が幅広かったというか舞台にしては若めの男性客が多いのが新鮮でした。おそらく生田絵梨花ちゃん効果と思いますが、すごいわ。

観劇前に公式サイトであらすじを見て、これ好きじゃない系のストーリーかも?って心配してた。親が子を芸能界に売り込む系の話って、暗かったり辛い気持ちになったりするんじゃないかと思って。でも思っていた感じとは全く違ってた。もちろん辛いシーンがないわけじゃないけど引きずらないし、くすっと笑えるシーンもあるし、明るくてパワフルなお話でした。元になった方の本を読んでみたいなって気持ちになった。

子役の子たちが可愛かった。子役から成長して行くときの場面転換演出が面白かったです。でも照明で目がチカチカして、ちょっと嫌だった。

登場人物の誰の事も理解できないし、共感できないんだけど、応援はしたくなるという不思議な感覚。
特に大竹しのぶさん演じるローズなんて全く共感できないんだけど、最後の一人芝居のシーンには圧倒されて、涙出てきた。これまで舐めてたわ大竹しのぶという存在を……。

生田絵梨花ちゃんがセクシーな役をやるイメージなかったからビックリしました。歌の上手さにも驚く。このところビートDEトーヒばっかり見てたから余計に。
あどけない蛹から妖艶な蝶になっていく様子が本当に素敵で、普通にドキドキしたわ。

お目当ての大光ですが、ソロシーンがあることに感動。ダンスの上手さに感動。歌も良かったです。夢を語る青年のワクワクした姿、爽やかで鮮やかで。こんなん親戚のおばさん気分で見ていた私は、もうはなまるおばけと化しました。花丸あげちゃう。
大光の今後の活躍にも期待しています。
お隣のお席の方が大光のオタクかつリピーターだったようで、彼女の向く方向によって、どこから大光が出てくるのか、暗転中の舞台転換のときに出てくるのかどうか、が良く分かりました。ありがとうございました。

普段の私は、カテコでスタオベとかだるいなって思うタイプなんですが、これは素直に立ち上がって拍手したいと思える舞台でした。