ひっとかくれ

ただのブログ

公演中止で心の健康が損なわれている

春はアレルギーで咳が出てしまうのですが、それ以外は元気!
身体は何の問題もないんだけれど、行く予定だった公演が中止になり、手元に届いたチケットは紙切れになってしまいました。

そう、特に舞台の中止は本当に残念で悲しい。
コンサートは例年映像化してくれているから、どこかの会場で1公演でも開催されれば映像で見れる可能性があるけれど、舞台はそもそも映像化されないことがほとんどだから…。
心が荒みすぎていた一時、私が見れないなら全公演中止していっそ誰も見れなきゃいい等といった破滅的思考に陥っていた。
もちろん今はキャストやスタッフの頑張りが報われてほしいので、公演できる限りは公演してほしいと思っています。
仕方がないとすぐに割り切れるツイートしてる方は、気持ちの切り替えや準備がきちんとできて偉いなぁ…。

破滅的思考からは脱却したものの、やっぱり気落ちしているのは確かで。
身体のためだけじゃなく、心の健康のためにも、感染拡大の終息、流行の抑制および治療薬の目途が立つことを祈ります。

私も予防対策をもっときちんとしよう…痒いからって目をかいちゃう癖を直そう…。

 

 

 

DREAM BOYS 2019 感想

友人と共に座席につき、緊張による胸の高鳴りと延々と流れ続ける『THE DREAM BOYS』のBGMに気が狂いそうになりながら、幕が開くのを待っていた。

ということで、感想残しておきたいと思いつつ一ヶ月も経ってしまった。思いが溢れすぎると何も書けないんだね。そんなのはいつものことだけれど。
なんだかんだで、前回記事以降にもう1日行きました。そして人生で初めて円盤化の要望を送りました。

前回記事はこちら

nanahas.hatenablog.jp

 

開幕前、気合いを入れている声が聞こえてきて(しかも2階席まで)、自然と拍手していた。

オーケストラピット部分から岸くん神宮寺くんが登場するオープニング『NEXT DREAM』の時点で、言葉にならない衝動が押し寄せてきて涙目になってしまった。この曲とても好き。華やかな衣装、見事なフライング、鳳蘭さんと紫吹淳さんの麗しさ、一気にキラキラしたエンターテイメントショーへ引き込んでくれる。

DREAM BOYSは2012年の公演を1度だけ見たことがあった。その時は、ジャニーズにそれほど熱心ではなく、またジャニーズの舞台は初体験だった。結果、「フライングやキラキラ感は素晴らしい!けど話よく分からん。」という少々残念な感想を抱いたことを覚えている。
2019年のDREAM BOYS観劇直後の感想は、「本当に観劇できて良かった!素敵な時間を過ごさせてくれたことに感謝!」というエモーショナルに全振りのものとなった。
ユウタとチャンプ、マダムとリカさんの対比が整理されていて、物語が理解しやすかったのが良かったと思う。

岸くんの歌声は包み込んでくれるような優しさと深みがあって、特に『星の光る空』は聴き入った。かと思えば『Nightmare』で切なくて色っぽい感じ、『Get It!』では力強い歌声を聴かせてくれて、その変化に翻弄された。マダムやリカさんとのハーモニーもすごく綺麗。
演技がとても自然で、次のシーンはあれしなきゃみたいな段取りを感じさせないのが素晴らしかった。最初はユウタがどんな人か分からないんだけれど、チャンプのこともユウトのことも大切で、全て自分ひとりで抱え込んで突っ走ってしまうタイプだって分かると、一気に応援したくなる。
「この映画の主役は…ユウタ!」で露わになる岸くんのボクサー姿に、双眼鏡を覗き込んだら、色めっちゃ白くて、とても奇麗に筋肉がついていた。眩しく輝いていた…。

驚いたのはチャンプを演じる神宮寺くんの、声の真っ直ぐでよく通ること!
特に、シンとした静寂の中アカペラで始まる『Fight man』はとても迫力があって鳥肌が立った。『Rebirth』や苦悩するダンスシーンもチャンプの男らしさと抱えているものがよく表現されていてすごく素敵。
チャンプが病室でユウトを励まし、ユウタのことを想って歌う。男らしいだけじゃなくて本当は優しさに溢れていて、そのギャップにやられ、この舞台で一番惚れた。

観劇した日は、すでにHiHi Jetsのうち2人が休演後だったため、どうなるのか心配していた。パフォーマンスにおいては、広い舞台が少し寂しく感じる気もしたが、お芝居のシーンになると2人減ったとは思えないくらい自然だった。台詞も登場人物が担う役割も変更になった部分があって大変だとは思うが、それを客に感じさせない姿にとても感心した。
瑞希くんは流石の落ち着きで安心して見ていられた。
猪狩くんは台詞がとても聞き取り易かったし、1回目見たときと2回目見たときで演技がだいぶ変わっていたから、舞台中にどんどん進化したんだすごいと思った。
演技が良いだけに惜しいなと思ったのは、以前からだけれど高橋くん滑舌問題。病室で叫ぶシーンは感情こめてるからか何て言ったか聞き取れなかった。

7MEN侍はともかく、美 少年にオラオラ系できるのか?と疑問だったが、存外似合っていた。
大昇くんはお腹から声でてたし何より歌声が綺麗、あとは滑舌をもう少し良く…。
龍我くんの刺された時の演技良かった。以前はダンスの時、手足持て余してる感じだったけど、とてもダンスかっこよくなったと思う。
藤井くんは自分がメインに立ってないときでも気を抜いている時間がなくて、ダンスも体格が小さいのをカバーするかのような動きで良かった。
嶺亜くんは、土下座するユウタの顔をしゃがんで覗き込んでる姿が完全に輩だったので興奮した。まさか壁フライングするとは思っていなかったので驚いた。
ノーマークだった佐々木大光。覚えたぞ佐々木大光。ダンス上手だった。これから注目していきます。

ストーリーの合間にところどころあるアドリブシーンが緊張を緩和してくれてほっとする。ユウタとユウトのアドリブは本当の兄弟のように自然だし、リカさんとソウヤのアドリブは年上にぐいぐい行く猪狩くんやるなって思った。 アドリブシーンで岸くん独特のワードセンスが光ってて面白かったし、それに食いついていく高橋くん頑張ってた。

天国のシーンは、ユウタとチャンプの絆を感じ、『THE DREAM BOYS』を歌いだした瞬間グッときて、2人が繋いでいた手を離したところでウルっときて、チャンプの最後の台詞「仲間と過ごした人生、最高だった!」で涙耐え切れなかった。今でも曲を聞くとあの光景と台詞が脳裏に蘇ってきて泣ける。

最後の『NEXT DREAM(フィナーレVer.)』でどこかで聞いたことのある歌詞とメロディーが重なってるなぁと思ったら『絆』だった。気づいた瞬間、感動しつつも笑みがこみ上げてきた。本当にジャニーさん『絆』大好きだねって。
エンドロールでジャニーさんの名前が出たとき、みんなの拍手の音が一段と大きくなって、ジャニーさんもこの舞台を観たかっただろうな、というよりも毎日のように観に来ているかもなと思って、またしてもグッと涙がこみ上げてきた。

ショータイムで、幾度か神宮寺くんの姿が木村拓哉に見えてびっくりした。立ち姿や仕草ふるまいがとっても似てたから。尊敬している人に似ていくアイドルって素敵。『DREAM BOY』を歌うWゆーたは令和のKinKi Kidsやで…エモい…という気持ちで見ていた。しかしこの後さらなるエモがあった…。King&Prince,Queen&Princessを歌い、しかもモニターにPrinceを象徴する3色の光が…エモ…。

 

本当はもっと感想あるけれど、文章にまとめる力がなくて悔しい。
とにかく、キラキラしていて、夢のような時間。

「DREAM BOYS 2019に出会えた人生、最高だった!」

 

舞台 CITY 感想

藤田貴大さん作、CITYという舞台を観た。
独特だったので、私ごときでは咀嚼できないし、する必要もないかなと思う。そのまま感じたことを受け取るのみ。文章化できないと理解・鑑賞したことにならないのではないかという概念は捨てよう。*1

世界観やストーリーは、近未来SFファンタジーかつサスペンスみたいな感じかな?雰囲気的にはAKIRAのような、ノイタミナでやってるアニメのような。*2
登場人物の背景が深く掘り下げられはしないので、舞台上の台詞や行動からキャラクターの性格や過去、関係性なんかを想像するのが楽しかった。
主演の柳楽さんの声が素敵だった。ちょっと名前出てこないんだけど、殺人鬼役の方の演技には魅入ってしまった。

繰り返しMirror、Window、Door(だったかな?)が出てくる。なんとなく、鏡の法則ジョハリの窓を思い浮かべながら、また、比喩・暗示されるものが何か想像しながら見ていた。
めまぐるしく展開する舞台装置と場面、印象的な照明と音楽、視点を変えて描かれる同シーン、繰り返される台詞と過去の記憶、リフレイン。
舞台なんだけど、作り手が見せたい明確な映像があるような、一種のプロモーションビデオっぽく感じた。

普段見ない感じの作品なので新鮮だった。たまには、いつもと違った刺激を受けるのも良いものだと思った。

 

 

*1:言い訳

*2:Production I.G菅野よう子みたいな

舞台 黒子のバスケ ULTIMATE BLAZE 感想

5月GWに舞台 黒子のバスケ ULTIMATE BLAZEを観てきた。
もう記憶の欠如が著しいので、覚えていることだけ書いておく。今までDVD買ってなかったんだけど、ULTIMATE BLAZEが9月に発売されるので、これを機に全部そろえたいね…。

 

まさかの3幕編成に驚いた。普段は休憩中に席立たないタイプなのだが、さすがに長かったので固まった体のリフレッシュが必要だった。見てるこっちがこの有様なので、キャストやスタッフの方々はさぞ大変だったろうなと思う。お疲れ様でした。
キャラクター(キャスト)ひとりひとりの印象などを書きたい気持ちはあれど、長くなってしまうので、またDVD買ったときなどにでも改めて書けたらいいなと思う。*1
個人的に背後に座ってたお客さんの独り言が多くて、ちょっとイラっとした。でも、そんな私のイラつきも吹き飛ばすくらいに、熱くて素敵な舞台でした。

 

OP・ED
純粋な疑問なんだけど2.5次元舞台って、アニメのOPやEDな時間作ることあるよね。なんで?正直中途半端なダンス見るくらいなら、別に無くてもいいんだけどな…。とりあえずダンスする紫原くんと赤司くんを眺めていた。

海常vs福田総合
灰崎くんのビジュアル良し。
黄瀬くんの目力にやられた。海常のチームワークの良さが楽しかった。黄瀬くん演じる黒羽さんは以前とだいぶ発音?というか発声が変化したように感じた。きっと成長だね。
途中で黒子の応援「信じてますから、黄瀬くん!」の台詞がなんて言ったか聞き取れなかった。マジで一瞬(え、何て言ったの?)ってなって、その後の黄瀬くんの反応から原作を思い出して(ああ!あの台詞か!)ってなった。好きなシーンだっただけに残念。全体的に舞台が早口だからかな…。
試合は本当にかっこよかった。

洛山vs秀徳
初めて洛山が試合するんだけど、しっかり王者感が出ててすごいなと思った。
試合自体も熱くて素晴らしかったんだけど、負けた後に緑間と高尾が泣いちゃうシーンがすごくグッと来た。黒ステ1作目からずっと出ているだけあって、原作キャラと同じように、演じたお二人の絆みたいなものを感じた。
秀徳は、最も部活動を行う良さみたいなのがリアルに描かれている学校だと思っていて、共感しやすい。過ぎ去った学生時代を思い出したよ…。*2

帝光中学編
中学時代のユニフォーム姿を見られて嬉しかった。
希望に満ちてた黒子と、さわやか良い奴な荻原くんが、打ちのめされていく姿が結構辛い。途中から全員がお互いにバッドコミュニケーションでしんどいね。
事前にリーディングという形式で中学時代の話が配信されていたので、あまり触れないのかと思っていたが、結構時間を割いてやってくれたので、キャストのファンだけど原作は知らない方にとっても、全体の繋がりがある程度分かるようになっていたかと思う。
赤司のオッドアイを照明で表現してきたのは、そうきたかー!って感じでした。

誠凛vs海常
黒子が黄瀬くんに言ったみたいに、敵というよりライバルという形で試合なのが爽やかで良い。
黄瀬くんのクセ者感かつ後輩感がすごく可愛い。この試合だけは海常チームの方が主人公みたいで面白い。自分の人生にも笠松先輩みたいな先輩がいてくれたらよかったなって思う。
大好きな試合過ぎて逆に語れない問題。

洛山vs誠凛
第2のゾーンってどう表現するのかなって心配とワクワクがあった。そもそもバスケのスピード感を表現するの大変だと思うのに、さらに上を行く第2のゾーン。誠凛チームかっこよかった!って印象だけ覚えてて、どういう演出だったか出てこないや、ごめん。この試合では小金井の悔しさが描かれる部分が好き。
洛山では赤司の二重人格対話シーンを心配してたが、とても迫力があって惹き込まれた。舞台上で一人で、照明以外の特別な演出がついてなかった(と思う)中で、あれだけ演じられたのはかっこよかった!あと、赤司の人格が変わってからの試合は、原作やアニメよりもチームメイトの切り替えが早い感じがして、重い気持ちにならずに良かったと思う。実渕が想像以上に実渕で最高でした。

その他
解説にまわってる青峰くん、桃井さん、紫原くんが、小太郎のドリブルの時にめちゃめちゃ揺れてるのが面白かった。
その他ちょいちょいアドリブ面白かった!
カテコは日向先輩ならぬ牧田さん喋りすぎ問題。電車に間に合わなくなるかと思ったよ。でも沢山お話してくれて、みんな笑顔で、本当に楽しい時間でした。

 

原作本編はこれで完結。最後まで走り抜けてくれて、それを見届けることができて、本当に良かった。
原作としてはまだEXTRA GAMEがありますから、願いが叶うならば、舞台で見たいです。お願いします!

 

 

*1:思うだけで終わってしまうかもですが

*2:文化部だし、サボり魔だったし、そんな素敵な青春はなかったけど

ライビュ ミュージカル刀剣乱舞 髭切膝丸 双騎出陣2019~SOGA~ 感想

珍しく、鉄は熱いうちになんとやら。ミュージカル刀剣乱舞 髭切膝丸 双騎出陣2019~SOGA~のライブビューイングに行ってきたので、感じたこと書き残しておこうかと思う。
私は刀剣乱舞はど素人だし、刀ミュにいたってもど茶の間。
もしこの記事を読む方がいたならば、そのことを念頭に置いた上で、「なんも分かってない奴がキャンキャン言うとりますわ。」くらいの気持ちで読んで欲しい。

加州清光の単騎出陣がどんな感じだったのか見てないので知らないけど、今回の双騎出陣はこれまでの刀ミュのように一部で演劇、二部で歌だという前知識のみで臨んだ。そして3分くらい遅刻した。

 

一部を見た率直な思い。これ、「刀剣乱舞」って名前を冠してやる必要あった?

曾我物語を髭切膝丸が演じるっていうのは別にいいんだけど(よくない)、そういう説明なしに始まったので、どう見たらよいか非常に戸惑った。何時か、いつもの刀剣男子としての髭切膝丸に戻るのか?どうなんだ?ってやきもきしながら見ていた。
私が遅刻した3分の間に、今日は刀剣男子として歴史遡行軍と戦うわけじゃないみたいな話してたの?もしくは私が買えてないパンフレットにそういう前説載ってた?
それとも、「物が語る故、物語」の台詞だけで、全てを察しなければならなかったの?
もっとハッキリと前提を理解できていたら、OK!劇中劇ね!って心構えで見ることができたのに。
で、劇中劇だったとしても、何で急に審神者に曾我物語をお届けするってことになったの?その辺りの理由付けみたいなものは?

こんな疑問が、一部を見ている間ずーっと頭の中を巡っていた。
双騎出陣は刀ミュの本編ではない位置づけだと思うので、ファンの人だけがついて来てくれたら良いって考えなのかもしれないけれど、それにしたって「ミュージカル刀剣乱舞を見るぞ」っていう気持ちが、めっちゃ置いてけぼりにされた。*1
私、何を見に来たの?三浦さん演じる髭切と高野さん演じる膝丸が、歴史修正主義者や時間遡行軍と戦うところが見たかったんだけど…。

二部のMCで、うろ覚えだが「まさか曾我物語をお届けすることになるとは。主たちも驚いただろう。我等が幼子になって出てきたのだから。」みたいな台詞があった。二部でこの台詞入れたのは、一部についてのフォローが必要だと思ったからじゃないの?フォローの必要がないくらい、一部だけで成立させておいてほしかった。

一部で良かったと思ったのは、皆さん歌が上手かったこと、2人のポニテ姿と見栄きるシーンが可愛かったこと、斬られるシーンの血しぶきの表現が綺麗だったこと。キャストの方々の歌、ダンスや演技は良かった。幼子を演じるというのは、正直無理があったと言わざるを得ないけど。しかも幼子の時間が長い。
仇討ちお許しくださいってところの歌で、ごりごりに踊っているのはちょっとシュールで笑いがこみ上げてしまった。ごめんなさい。
あと、ラストの音楽がバッハのG線上のアリアだったのは何故なの?

 

二部は楽しかった。楽しかったが故にあっという間だった。
最初の衣装はあんまり好きじゃなかったけど、2つ目のと獣のときの衣装は好き。新曲はFantastic(みたいな歌詞のやつ?)が可愛かったと思う。
私はJust Time大好き芸人なので、改めて聞くことができて嬉しかったし、既存曲聞くと以前より歌上手くなっているのがよく分かった。
双つの軌跡は、歌が変更・追加のアレンジがされていて、俺たち永遠に最高のシンメ!*2って主張してくるやつ。これファンが悶えるやつやろ?わかるわかるってなってた。
刀剣乱舞(だったかな?)でもメロディーをアレンジしてたところがあったように思う。そういうアレンジが見られて良かった。

 

三浦さんと高野さんは、2.5次元舞台に出ている若手俳優さん方の中では、歌もダンスも上手という印象があった。さらにそれがパワーアップしていたと思う。なので、もっとパフォーマンスが見られる二部が長かったら良かったのになぁと思った。
それと、以前より高野さんのがたいが良くなっているように見受けられて、三浦さんとの体格差ってこんなにあったかなとびっくりした。
ライビュ後の映像で笑顔のお二人がとても可愛くて癒された。

もしかしたら今回でお二人が演じる髭切膝丸見納めなのかもしれないと勝手に思っていたのだが、再演が決まったようで。おめでとうございます。
再演時には一部のストーリーに入りこみやすい形にしたほうが良いかなと思う。
というより、刀剣男子として時間遡行軍と戦ってくれませんか?

 

 

*1:そもそも刀剣乱舞ファンの人もついていけたのかな?キャストさんのファンは大丈夫だったのかな?

*2:ジャニオタ的発想

ミュージカル キューティー・ブロンド 感想

私はピンク色が好き。映画キューティ・ブロンドを見て、ピンク色をこれでもかと纏っている主人公エルがめちゃくちゃ可愛かったから。半年ほど前、その映画が原作のミュージカルを見に行ってきた。

大好きな映画が原作だし、初演の評判も良かったようなので、とても楽しみでワクワクしていた。当日は必ずピンクのものを身に付けていこうと思っていたのだが、家探ししたけど…今の私が身に着けられそうなものが無かったわ…。かろうじてスマホケースがピンク色だった。

とにかく、神田沙也加さん演じるエルが、はちゃめちゃにチャーミング!!!あんなピンクにピンクを重ねた衣装着こなせる人、日本人にいるんだね。ファッションショーを見ているのかっていうくらい、ポップでキュートな衣装がたくさん!小物なんかもカラフルで舞台上がとっても鮮やかだった。
ワーナーが映画よりもより憎めない、顔は良いがどこかちょっと抜けてる感じになっていて良かったと思う。植原さんのキザな演技が、スタイルの良さとマッチしてて、とても楽しかった。
あとは、平方元基さんをずっと見てみたかったので、見られて良かった。声が素敵。優しいエメットの感じが良くでてた。

ちょっとはみ出し者の子たちと協力しあうことでお友達になっていくって部分が省略されていた以外は、ほとんど映画とストーリーは同じだったと思うが、舞台ならではのメタ的なツッコミがあったりして面白かった。

歌もダンスもパワフル、最高に楽しい時間であっという間にエンディング。自分らしく楽しく生きようっていうポジティブなエルの姿に、元気を分けてもらった!
観劇後は男を落とすワザを伝授する歌「Bend and Snap」が頭から離れなくなってしまい……♪かがんで~おっぱい!!
舞台ってなかなかDVD化しないけど、これはしてほしいなぁと思う。そして改めて映画版を見直したくなった。

 

舞台 遙かなる時空の中で3 感想

昨年見た舞台の話。とりとめなく書く。
ものすごく今更だが、筆不精がすぎるのでこういうことになる。仕方がない。

 

今までプレイした中で好きなゲームは?と聞かれたとき5本の指に入る、乙女ゲーム遙かなる時空の中で3」。それが舞台化されると聞き、大変嬉しくもあり、不安でもあった。遙かシリーズが次々舞台化されていく中、遙か3を舞台化してこなかったのはループ物なのでストーリー的に舞台化するのが難しいのもあるかもしれないが、なにより原作の人気が高いので“これでコケたらシリーズの舞台はおしまいだ”というような重圧があったからではないかと勝手に思っている。それが、舞台化!ついに決断したか…。

舞台観劇から足が遠のいていたので、チケット戦線が全く予想できずに焦ったが、何とか大阪公演のチケット2公演分を手に入れた。
初めてのサンケイホールブリーゼ。1階席はとても見やすかったが、2階席だとかなり高くて舞台との距離を感じたのと、客席降りの演出が全く見えなかったので、もし次にこの会場で何か観劇することがあれば意地でも1階席を取りたい。

舞台の幕があがると、そこには私の大好きな春日望美がそこにいた…。男キャラと恋愛する乙女ゲームだが、女キャラである主人公が一番好きなので、春日望美そのものの姿に感動した。もうこれだけでも、この舞台を見に来た甲斐があったと思うくらいのパワーだった。演じてくれた吉川さん、ありがとう。他キャラの造形も再現度高かった。

何点か気になったことがある。怨霊と戦う場面での演出が少し分かりにくかったこと、敦盛怨霊化戦闘シーンがちょっと冗長だったこと。
一番気になったのは、組んである舞台セットめっちゃギシギシいうこと!殺陣やるときくらいだったら気にならないけど、普通に歩くたびにギシギシ鳴るから、シリアスで静かなシーンはちょっと集中し難かった。

ストーリーに関しては、あの長い原作をよくまとめたなと感心した。きちんと大事な要素を取り出して構成されていた。
一幕がゲームでの1週目強制バッドエンドまでなのだが、生身の人間が演じることでゲームよりも絶望感と悲壮感がとてつもなくて、普通に泣いてしまった。
二幕の望美と将臣とが対峙する場面では、お互いの複雑な心境がとてもよく分かって切なかった。
テンポの良い会話で笑ってしまうところもあって、本当に素敵な舞台だった。最高。
舞台として綺麗に話はまとまっているけれど、続けられるような終わり方だったので、あわよくば今後さらに展開してくれることを期待したい。
良かったシーンとか挙げてるとキリがないので、とりあえずDVD出てるから、みんな見よう。*1

 

以下キャラ(キャスト)についての印象

春日望美(吉川友さん)
原作通り、かっこよくて、可愛い。台詞量も多くて、殺陣もあって大変だったと思うけど、もう100点満点。はなまる!大好き!カテコでの拍手一番大きかったことにも感動した。

有川将臣(井上正大さん)
役に寄せていくというより、役がこっちこい!って印象を受けた。自身が演出・出演する舞台も近かった中で忙しかったと思うけど、そんなこと全然感じさせないどっしりした感じで素敵だった。カテコのコメントに芸歴を感じたその1。

源九郎(早乙女友貴さん)
殺陣のスピードが半端なくて凄い。長い髪の毛を再現してくれてありがとう、絡まってるときもあったし大変だったろうね。活舌をなんとかしよう。

ヒノエ(杉江大志さん)
おめめとお口が大きいね。軟派者で、でも実はキレ物っていうのがなんか似合っていたと思う。

弁慶(石渡真修さん)
あんまり印象ない。すまない。でもそれは出番が少ないので仕方がない。原作キャラの、穏やかに見えて実はヤンキー気質なところが殺陣でちょっと見えて良かった。

有川譲(千綿勇平さん)
原作キャラの押さえるべき点を的確に押さえていると思った。原作よりもちゃんと若者感があって、それが良かったと思う。アドリブお疲れ様。

梶原景時(輝馬さん)
シュッとしてて、声がよく通るね。もっと妹の朔の心配してくれ。アドリブお疲れ様。

平敦盛(星元裕月さん)
見た目、声、演技、どれも原作から飛び出してきたかと思うくらい素晴らしかった。かなりメインで扱われてておいしかったと思う。綺麗な顔してるわ…。

リズヴァーン(村上幸平さん)
とにかく衣装が暑そうだった。年齢的にちゃんと先生感は出てたけど、年齢的に殺陣の足さばきにドタバタ感を感じた。これも運命か…。

朔(野本ほたるさん)
可愛い。特に声がべらぼうに可愛かった。

白龍(稲垣成弥さん)
あんまりストーリーに絡まないけど、きちんと見守っている神様感が出ていた。個人的に原作のあの衣装着てキモくならないか心配だったけど、全然大丈夫でいらぬ心配だった。

平知盛中村誠治郎さん)
信頼してたとおり、原作のイメージそのものだった。ゆっくり喋るのは逆に難しそう。カテコのコメントに芸歴を感じたその2。

 

 

 

 

 

最後に。
舞台の内容には大変満足しているのだが、客*2に対して愚痴りたい。
お前だよお前!二幕の大事な場面で盛大に前前前世を流したお前!一生許さねぇからな!!

 

 

*1:DVDだとセットのギシギシ音は入ってないので、気にならないです。

*2:多分客だと思うけど、関係者だとしたらなおさら