テレビとブルーレイHDDレコーダーのリモコンの調子がよろしくないのが半年くらい続いていた。
買い替えれば2～3千円で済むことだが、自分の力でなんとかしてみたいなと思ったので、リモコンを掃除してみることにした。
状態
一部特定のボタンのみ押しても反応しない。その他のボタンは問題ないが、全体的にボタン表面に汚れがあるのが見て取れる。
使用した道具
接点復活剤
綿棒
爪楊枝
ティッシュ
ウエットティッシュ
プラスドライバー＃0
マイナスドライバー（複数）
使わなくなったクレジットカード
作業用手袋
テレビのリモコンの掃除
Panasonic VIERAのやつ。
電池を抜き、６か所のねじを外す。作業用手袋をはめ、側面の隙間にマイナスドライバーをねじ込んで分解を試みるも、プラスチックが削れていくのみの時間が過ぎる。マイナスドライバーは使用しないほうが良かったんだろうと思うも、他に代わりになるようなものがないので、続行する。全然開かない。陽気の良い休みの日に一体何をやっているんだろうと虚無になりかける。しかし、ここまできたら後戻りするのも悔しい。
壊れても買い替えればよいだけなので、プラスチックを削りながらもガンガンねじ込む。リモコン下部の隙間にねじ込んだところ爪が外れたので、そこに使わなくなったクレジットカードを挟んでおき、再度閉じてしまうことがないようにしておく。片側側面の爪もなんとか発見でき、少し外れそうな予感がしてくる。ここまででかなりの時間と力を使っているので、手が疲れてくる。これ、挟んでるクレジットカードをスライドさせたら全部の爪外れて開くのでは？と思い、ぐーっとスライドさせていったら、無事開いた。
ケース上、シリコン(？)のボタン、基板、ケース下というシンプルな造り。ケース上とボタン部分に埃と手垢がかなりついているので、ウエットティッシュと爪楊枝で掃除する。
基板の部分を見ると、押しても反応しないボタンの部分がかなりべとべとになっていたので、接点復活剤をスプレーしティッシュと綿棒で拭う。かなり黒いものが取れた。その後、すべてふき取った方がよいのか乾かした方がよいのか等よく分からず、なんかちょっと薬剤ついてるなという感じのまま、元に戻すことにした。
組み立て時、決定ボタンとその周囲の矢印のついた丸い部分を正しい向きではめるのに多少手間取る。側面の爪が若干壊れているもパチンという音とともにはまったし、ねじが６か所もあるので問題ないと思う。
ねじを締め電池を入れて使用してみたところ……反応しなかったボタンが反応するようになった！！勝利です！！（若干側面がマイナスドライバーでガリガリになっているが）
ブルーレイHDDレコーダーのリモコンの掃除
Panasonic DIGAのやつ。
電池を外し、その横の2か所のねじを外す。側面にマイナスドライバーをねじ込むも、テレビのリモコンよりも側面の隙間が狭くて硬く、全くもって爪の位置がわからない。さらにテレビのリモコンよりもプラスチックが削れやすく、すぐにガリガリになってしまう。
先のリモコン掃除ですでに疲れていたため自ら爪を探すのを諦め、リモコン掃除の先人達のYoutubeやブログから大体の爪の位置を知り、それっぽいところめがけてドライバーをねじ込む。テレビリモコンの倍くらいの時間をかけて分解。
テレビリモコンと同様の掃除を行う。基板はそんなにべとべとしている様子もなかったが接点復活剤をかけてみると、やはり黒い汚れが取れた。
元に戻してみて、電池を入れて使用してみたところ……反応しないボタンは復活しなかった。それどころか、以前は問題なかったボタンまでもが一部反応しなくなってしまった……敗北した……諦めて買い替えることにした。
翌日どうしても録画した番組を編集したかったので、リモコン使用してみたら、普通に使えた。反応しなかったボタンもきちんと反応するようになっていた。すでに通販で注文したリモコンが明日には届くというのに。
しかし、側面が想像以上に削れてしまい下手に持つとケガをする恐れがあるので、どちらにしろ新品に買い替るべきだったのだと自分を慰めた。
おわりに
リモコンの掃除は分解ができれば8割方終わったといっても過言ではない。
なぜあんなにもケースが硬くて分解しにくいのか。毎日のように触るもので、汚れること前提なのだから、もっと掃除しやすいようにしてほしい。
ケースの分解にマイナスドライバーは向いていないと分かった。プラスチックを傷めずに隙間に入れることのできる道具（リムーバーみたいなもの？）があった方がよい。
作業用手袋をしていて良かった。してなかったらマイナスドライバーで手を傷つけてしまっていただろう。そしてリモコンを普段もたない形で持つことになるので、滑り止めとしても良い。
接点復活剤は効く。しかし正しい使用方法を調べておくべきだった。エアコンのリモコンも掃除したいところなので、次回使用時までにはきちんと調べておきたい。
