ひっとかくれ

ただのブログ

短文感想 『Shakespeare's R&J』~シェイクスピアのロミオとジュリエット~

唐突に思い立って『Shakespeare's R&J』~シェイクスピアロミオとジュリエット~の千秋楽見てきました。近くでやっててチケットがまだ残ってたし、価格も安かったので。そんな広い会場でもないのに直前までチケット残ってたのちょっと悲しくなっちゃった。東京からの日帰りも容易なのに……。

全寮制男子校で暮らす4人の学生が、夜中に抜け出してロミオとジュリエットのリーディングを始め、夢中になり役に入りこみすぎて物語と現実の境が曖昧になっていく……という大まかな前提を知らないと、とっつきにくいだろうなと思いました。
見てるこっちも、今これは学生よりの気持ちなのか、それともロミジュリの世界に入りまくってる時なのかが曖昧な感じの部分も多くて。あえてそれを狙ってるんだったらいいんですけど、たまにハッと学生に戻りましたってハッキリ分かる演出の部分もあったので……。あえてそうしてるのか、演技や演出の不足で曖昧になってるのか?何だかよく分かんないなって思ってしまいました。あと、宗教系に馴染みなさすぎて、貧相な私の脳みそではイメージ沸かんのよな。

ロミオとジュリエットのさわりはもちろん知ってるんだけど、そういえばちゃんと触れたことなかったなって、舞台見てから思いました。事前に読んでから行けば、もっと楽しめたかなとちょっと惜しいことをしてしまった。シェイクスピアが根底にある舞台は、楽しめるかどうかが受取り手の教養レベルに左右されるんだろうな。私はそういう教養を必要とする物語がちょっと苦手。集中力使って、見てて疲れた。笑

少年忍者の青木くんの声色の使い分けがけっこう好きでした。なんか今まで青木くんのことはジェネリック岩橋だと思ってたんですが(失礼)、演技してる表情と声を聞いてたらむしろ神宮寺に似ているなと思って、一人じぐいわだな等と全くもってどうでもいいことを感じていました。
あとは木戸大聖くんの演技が好みでした。

4人だけの舞台で、小道具ほぼないのに何役もこなさないといけないし、台詞量も多いし、大変だったろうによくこなしたなって思いました。
個人的に木戸くんの今後のより一層の活躍を楽しみにしています。